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国境なき大工さん
建築を作っているのはだれか。
根本としての要望があり、資本を投じる施主だろうか、
それとも様々な諸条件を読み解き、図面を描く設計者だろうか、
それとも図面を読み解き、物質を加工し、くみ上げる施工者だろうか。
このプロジェクトは、施主(住み手)と設計者(建築家)と施工者(大工さん)の関係性を再考し、
再構築したうえで、シミュレーションしたものである。
建築家は、マクロな視点から、その国の気候要因や、材料、人工などを考慮し、モデュールを設計する。
大工さんは、ミクロな視点から、日照条件、地形的条件、その他諸条件を勘案し、モデュールを変形させながら現地にくみ上げる。
住み手は、変形モデュールに住みながら、軒下に柱を立てて部屋を拡張したり、はしごをかけて2階に直接出入りできるようにしたり、
壁を取っ払って開放的なピロティ空間にしたり、各々の生活スタイルに合わせ、住み慣らしていく。
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