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岩屋町の2世帯住宅

 

大分県津久見市に計画した2世帯住宅。

 

目の前にはうねうねと曲がった小さな道路を挟んで、幅の広い川が流れている。

 

川沿いには線路が走っており、時折遠くから電車の音が聞こえてくる。

 

時間の流れがゆったりと進むこの場所に、床と天井が張り出した安堵感のある解放的な住宅を設計した。

 

床の段差や屋根の架構、窓の配置などから居場所がはっきりとした境界があり、

それが折り重なることでたくさんの領域が作られる。

折り重なる境界は、領域を内へ内へ、あるいは外へ外へと意識を向かわせ、

 

安堵感と開放感を持つ住宅となっている。

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