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P+xx論 -微所有する暮らし-
居場所を求めて彷徨う集合住宅。
「微所有」という新たな所有状態は住まう人々に多くの選択肢を与える。
必要最小限のプライベート空間を残し連れ出された空間たちは、まるで生きているかのように自由に姿かたちを変え、暮らしを彩る。
働く人々には、個人個人に働きたい空間、好みの空間がある。
暮らしが変われば「働き方」は大きく変わるのではないだろうか。
本集合住宅に住まう人々には、居場所を選ぶ自由が与えられる。
それは、自分の好きな空間を選ぶ自由であり、働く空間を選ぶ自由でもある。
決められた場所で、決められた時間、閉じ込められるような職場ではない自らの働く場所を獲得するのである。
本提案における「微所有」の考え方は、必要な時、使いたい(気分の)時にだけ、空間を利用することができるということである。
この微所有空間は他者に対しても開かれる。
従来の集合住宅では、個人の所有する空間は敷地に対して、既に決められた場所であることがほとんどであった。
一方で、P+xx住居システムとは、一カ所に小さなプライベート空間を所有し、
同時に分散する多数の小さな空間をたまに利用することができる「微所有する暮らし」なのである。
P = 必要最小限のプライベート空間(寝室・水回り)
x = 必要な時にのみ利用する空間
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